(01)
[問題]
米国のある州の司法試験は、3回までの受験が可能であり、
1回目の合格率=1/2
2回目の合格率=1/3
3回目の合格率=1/4
である。
このとき、任意のK君が、3回目迄に、司法試験に合格する確率を求めよ。
然るに、
(01)により、
(02)
1回目の合格率=1/2
2回目の合格率=1/3
3回目の合格率=1/4
であるため、
1回目の不合格率=1/2
2回目の不合格率=2/3
3回目の不合格率=3/4
である。
然るに、
(03)
1回目の受験生=2400人
であると、「仮定」する。
従って、
(02)(03)により、
(04)
1回目の不合格者数=2400×(1/2)=1200人
である「確率」が、「最も高い」。
然るに、
(02)(04)により、
(05)
2回目の不合格者数=1200×(2/3)=800人
である「確率」が、「最も高い」。
従って、
(02)(05)により、
(06)
3回目の不合格者数= 800×(3/4)=600人
である「確率」が、「最も高い」。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
「確率」としては、
(2400人の中の、600人)が、「3回連続して不合格」なる。
従って、
(07)により、
(08)
「換言」すると、
(2400-600=1800人)が、「3回目迄に、合格」する。
従って、
(08)により、
(09)
「換言」すると、
(1800÷2400=3/4=75%)の受験生が、
1回目の試験か、
2回目の試験か、
3回目の試験で、「司法試験に、合格する」。
従って、
(09)により、
(10)
75%(3/4)の受験生が、3回の試験の内の、「少なくとも、1回で、合格点」を取る。
従って、
(01)~(09)により、
(11)
[問題]
米国のある州の司法試験は、3回までの受験が可能であり、
1回目の合格率=1/2
2回目の合格率=1/3
3回目の合格率=1/4
である。
このとき、任意のK君が、3回目迄に、司法試験に合格する確率を求めよ。
に対する[答へ]は、「75%(3/4)」である。
然るに、
(12)
[練習]
A、B、C の3種類のくじがあり、当たる確率は、それぞれ、
1/2、1/3、1/4 である。
このとき、少なくとも1回は当たる確率を求めよ。
(72,594 回視聴2016/02/02)
といふ[練習問題]は、
[問題]
米国のある州の司法試験は、3回までの受験が可能であり、
1回目の合格率=1/2
2回目の合格率=1/3
3回目の合格率=1/4
である。
このとき、任意のK君が、3回目迄に、司法試験に合格する確率を求めよ。
といふ[問題]と、[本質的に、同じ]であるし、右の[練習問題]よりも、この[問題]の方が、「(説明が)簡単」なはずである。
然るに、
(13)
まだ考える数学をあまりやったことない高1生に「思考力」がかなり必要となる場合の数・確率をやらせるのには少し重たいように感じます(現役塾講師のきままにブログ)。
とのことであるが、
「確率」が苦手な生徒が多いとするなら、あるいは、『問題の質』に、その「原因」があるのかも知れない。
令和04年05月07日、毛利太。
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