(01)
(トップエスイー講座「基礎理論」講座第1回の「命題理論」のPart4の映像です)
(02)
(ⅰ)
1 (1)A∨A 仮定
2 (2)A 仮定
3(3) A 仮定
1 (4)A 12233∨E
(5)A∨A→A 14CP
(ⅱ)
1(1)A 仮定
1(2)A∨B 1∨I
(3)A→A∨B 12CP
(ⅲ)
1 (1)A∨B 仮定
2 (2)A 仮定
2 (3)B∨A 2∨I
4(4) B 仮定
4(5)B∨A 4∨I
1 (6)B∨A 12345∨I
(7)A∨B→B∨A 16CP
(ⅳ)
1 (1) A→B 仮定
2 (2) C∨A 仮定
3 (3) C 仮定
3 (4) C∨B 3∨I
5(5) A A
1 5(6) B 15MPP
1 5(7) C∨B 6∨I
12 (8) C∨B 13457∨E
1 (9) (C∨A)→(C∨B) 28CP
(ア)(A→B)→((C∨A)→(C∨B)) 19CP
(ⅴ)
1 (1) A→B 仮定
2 (2) C→A 仮定
3(3) C 仮定
23(4) A 23MPP
123(5) B 14MPP
12 (6) C→B 35CP
1 (7) (C→A)→(C→B) 26CP
(8)(A→B)→((C→A)→(C→B)) 17CP
従って、
(01)(02)により、
(03)
「ヒルベルト・アッカーマンの公理」、すなはち、
① A∨A→A
② A→A∨A
③ A∨B→B∨A
④(A→B)→((C∨A)→(C∨B))
⑤(A→B)→((C→A)→(C→B))
といふ「公理」は、「自然演繹の規則」によって、「演繹」出来る。
(04)
(ⅰ)
1 (1) A∨A→A 仮定
2(2) ~A 仮定
12(3) ~(A∨A) 12MTT
12(4) ~A&~A 3ド・モルガンの法則
1 (5)~A→~A&~A 24CP
(ⅱ)
1 (1) A→A∨A 仮定
2(2) ~A&~A 仮定
2(3) ~(A∨A) 2ド・モルガンの法則
12(4)~A 13MTT
1 (5)~A&~A→~A 24CP
(ⅲ)
1 (1) A∨B→B∨A 仮定
2(2) ~B&~A 仮定
2(3) ~(B∨A) 2ド・モルガンの法則
12(4)~(A∨B) 13MTT
12(5)~A&~B 4ド・モルガンの法則
1 (6)~B&~A→~A&~B 25CP
然るに、
(05)
(ⅶ)
1 (1)~(P→ Q) A
2 (2) ~P∨ Q A
3 (3) P&~Q A
4 (4) ~P A
3 (5) P 3&E
34 (6) ~P&P 45&I
4 (7)~(P&~Q) 36RAA
8 (8) Q A
3 (9) ~Q 3&E
3 8 (ア) Q&~Q 89&I
8 (イ)~(P&~Q) 3アRAA
2 (ウ)~(P&~Q) 2478イ∨E
エ (エ) P A
オ (オ) ~Q A
エオ (カ) P&~Q エオ
2 エオ (キ)~(P&~Q)&
(P&~Q) ウカ&I
2 エ (ク) ~~Q オキRAA
2 エ (ケ) Q クDN
2 (コ) P→ Q エケCP
12 (サ)~(P→ Q)&
(P→ Q) 1コ&I
1 (シ)~(~P∨Q) 2サRAA
ス (ス) ~P A
ス (セ) ~P∨Q ス∨I
1 ス (ソ)~(~P∨Q)&
(~P∨Q) シセ&I
1 (タ) ~~P スソRAA
1 (チ) P タRAA
ツ(ツ) Q A
ツ(テ) ~P∨Q ツ∨I
1 ツ(ト)~(~P∨Q)&
(~P∨Q) シテ&I
1 (ナ) ~Q ツトRAA
1 (ニ) P&~Q チナ&I
(ⅷ)
1 (1) P&~Q A
2(2) P→ Q A
1 (3) P 1&E
12(4) Q 23MPP
2(5) ~Q 1&E
12(6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(P→ Q) 26RAA
従って、
(05)により、
(06)
⑦ ~(P→ Q)
⑧ P&~Q
に於いて、
⑦=⑧ であるが、この「等式」を、「含意の否定」とする。
然るに、
(07)
(ⅳ)
1 (1) (A→B)→((C∨A)→(C∨B)) 仮定
2(2) (C∨A)&(~C&~B) 仮定
2(3) (C∨A) 2&E
2(4) (~C&~B) 2&E
2(5) ~(C∨ B) 4ド・モルガンの法則
2(6) (C∨A)&~(C∨ B) 35&I
2(7) ~((C∨A)→(C∨B)) 6含意の否定
12(8)~(A→B) 17MTT
12(9) A&~B 8含意の否定
1 (ア)(C∨A)&(~C&~B)→(A&~B) 29CP
(ⅶ)
1 (1) (A→B)→((C→A)→(C→B)) 仮定
2(2) (~C∨A)&(C&~B) 仮定
2(3) (~C∨A) 2&E
2(4) (C→A) 3含意の定義
2(5) (C&~B) A
2(6) ~(C→B) 5含意の否定
2(7) (C→A)&~(C→B) 46&I
2(8) ~((C→A)→(C→B)) 7含意の否定
12(9)~(A→B) 18MTT
12(ア) A&~B 9含意の否定
1 (イ)(~C∨A)&(C&~B)→(A&~B) 2ACP
従って、
(01)~(07)により、
(08)
① A∨A→A
② A→A∨A
③ A∨B→B∨A
④(A→B)→((C∨A)→(C∨B))
⑤(A→B)→((C→A)→(C→B))
といふ「ヒルベルト・アッカーマンの公理」は、その「対偶」である所の、
① ~A→~A&~A
② ~A&~A→~A
③ ~B&~A→~A&~B
④(C∨A)&(~C&~B)→(A&~B)
⑤(~C∨A)&(C&~B)→(A&~B)
といふ「論理式」に、「等しい」。
(09)
④(C∨A)&(~C&~B)→(A&~B)
⑤(~C∨A)&(C&~B)→(A&~B)
といふ「式」は、
④(Cであるか、またはAである)が(CでなくてBでない)ので(AであってBでない)。
⑤(Cでないか、またはAである)が(CであってBでない)ので(AであってBでない)。
といふ「意味」である。
然るに、
(10)
④(Cであるか、またはAである)が(CでなくてBでない)ので(AであってBでない)。
⑤(Cでないか、またはAである)が(CであってBでない)ので(AであってBでない)。
といふ「推論」は、明らかに、「妥当(Valid)」である。
令和02年06月08日、毛利太。
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