―「先程(令和02年06月06日)の記事」を「補足」します。―
(01)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7) ~( P&~Q) 26RAA(これも、含意の定義)
8 (8) ~(~P∨ Q) A(含意の定義の否定)
9 (9) ~P A
9 (ア) ~P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 7ア&I
8 (ウ) ~~P 9イRAA
8 (エ) P ウDN
オ(オ) Q A
オ(カ) ~P∨ Q オ∨I
8 オ(キ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 7カ&I
8 (ク) ~Q オキRAA
8 (ケ) P&~Q エク&I
1 8 (コ) ~( P&~Q)&
( P&~Q) 7ケ&I
1 (サ)~~(~P∨ Q) 8コRAA(含意の定義の否定の、否定)
1 (シ) ~P∨ Q サDN(含意の定義)
(ⅱ)
1 (1) ~P∨ Q A(含意の定義)
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨EE
ウ (ウ) P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(P&~Q)&
(P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) P→ Q ウクCP
従って、
(01)により、
(02)
① P→Q≡Pならば、Qである。
② ~P∨Q≡Pでないか、または、Qである。
に於いて、
①=② であって、この「等式」を「含意の定義」とする。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1 (1) P→( Q→P) A
1 (2) ~P∨( Q→P) 1含意の定義
3 (3) ~P A
3 (4) ~P∨(~Q∨P) 3∨I
5(5) Q→P A
5(6) ~Q∨P 5含意の定義
5(7) ~P∨(~Q∨P) 5∨I
1 (8) ~P∨(~Q∨P) 3457∨E
1 (9) ~P∨ ~Q∨P 8結合法則
1 (ア) ~P∨P ∨~Q 9交換法則
1 (イ)(~P∨P)∨~Q ア結合法則
(ⅱ)
1 (1)(~P∨P)∨~Q A
1 (2) ~P∨P ∨~Q 1結合法則
1 (3) ~P∨ ~Q∨P 2交換法則
1 (4) ~P∨(~Q∨P) 3結合法則
5 (5) ~P A
5 (6) ~P∨( Q→P) 5∨I
7(7) ~Q∨P A
7(8) Q→P 7含意の定義
7(9) ~P∨( Q→P) 8∨I
1 (ア) ~P∨( Q→P) 45679∨E
1 (イ) P→( Q→P) ア含意の定義
従って、
(03)により、
(04)
① P→(Q→P)
②(~P∨P)∨~Q
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
②(~P∨P)∨~Q
に於いて、
②(~P∨P)は、
②( 排中律 )は、「恒に真(トートロジー)」である。
然るに、
(06)
②(恒真式)∨~Q
の場合は、
②(恒真式)∨~真
であっても、
②(恒真式)∨~偽
であっても、「式全体」としては、「恒に真」である。
cf.
「真理表(意味論・セマンティックス)」。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
① P→(Q→P)
②(~P∨P)∨~Q
に於いて、
①=② であって、尚且つ、
②(~P∨P)∨~真
であっても、
②(~P∨P)∨~偽
であっても、
② は「恒に真」であるが故に、
① P→(真→P) は、「恒に真」であり、
① P→(偽→P) も、「恒に真」である。
従って、
(07)により、
(08)
P=太陽は東から昇る。
Q=バカボンのパパは天才である。
として、
① P→(Q→P)≡太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才であるならば、太陽は東から昇る)。
① P→(Q→P)≡太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才でないならば、太陽は東から昇る)。
といふ「命題」は、「2つ」とも「真」である。
従って、
(08)により、
(09)
① P→(Q→P)≡ 太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才であろうと、なかろうと、太陽は東から昇る)。
といふ「命題」は、「恒に真(トートロジー)」である。
令和02年06月06日、毛利太。
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