―「一昨日(令和03年05月21)の記事」を書き直します。―
(01)
日本の都市={札幌市、青森市、盛岡市、仙台市、秋田市、山形市、福島市、水戸市、宇都宮市、前橋市、さいたま市、千葉市、東京、神奈川、新潟市、富山市、金沢市、福井市、甲府市、長野市、岐阜市、静岡市、名古屋市、津市、大津市、京都市、大阪市、神戸市、奈良市、和歌山市、鳥取市、松江市、岡山市、広島市、山口市、徳島市、高松市、松山市、高知市、福岡市、佐賀市、長崎市、熊本市、大分市、宮崎市、鹿児島市、那覇市}他。
従って、
(01)により、
(02)
① 日本の都市は何処か。
① 何処が日本の都市か。
といふ「問ひ」に対しては、「答へ」やうが無い。
然るに、
(03)
日本の首都={東京}
{東京}=日本の首都
従って、
(03)により、
(04)
② 日本の首都は何処か。
② 何処が日本の首都か。
といふ「問ひ」に対しては、
② 日本の首都は東京である。
② 東京が日本の首都である。
といふ風に、「答へ」ることが、出来る。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
① 札幌は日本の都市である=札幌は日本の都市である。
② 東京が日本の首都である=東京は日本の首都であり、日本の首都は東京である。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(06)
1 (1)日本の首都であるならば、東京である。 仮定
2 (2) 東京でない。 仮定
3(3)日本の首都である。 仮定
1 3(4) 東京である。 13肯定肯定式
123(5)東京でないが、 東京である。 24連言導入
12 (6)日本の首都でない。 35背理法
1 (7)東京でないならば、日本の首都ではない。 26条件法
(ⅲ)
1 (1)東京でないならば、日本の首都でない。 仮定
2 (2) 日本の首都である。 仮定
3(3)東京でない。 仮定
1 3(4) 日本の首都でない。 13肯定肯定式
123(5)日本の首都であるが日本の首都でない。 24連言導入
12 (6)東京でない、でない。 35背理法
12 (7)東京である。 6二重否定
1 (8)日本の首都であるならば、東京である。 27条件法
従って、
(06)により、
(07)
② 日本の首都であるならば、東京である。
③ 東京でないならば、日本の首都ではない。
に於いて、
②=③ は、「対偶(Contraposition)」である。
従って、
(07)により、
(08)
② 日本の首都は、東京である。
③ 東京以外は、日本の首都ではない。
に於いて、
②=③ は、「対偶(Contraposition)」である。
従って、
(05)(08)により、
(09)
① 東京が日本の首都である。
② 東京は日本の首都であり、日本の首都は東京である。
③ 東京は日本の首都であり、東京以外に、日本の首都はない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(10)
① 東京が日本の首都である。
② 東京は日本の首都であり、日本の首都は東京である。
③ 東京は日本の首都であり、東京以外に、日本の首都はない。
といふことは、
④ 日本は、東京が首都であり、東京以外は首都ではない。
といふことに、他ならない。
然るに、
(11)
1 (1)∀x{日本x→∃y[東京y&首都yx&~∃z(首都zx&z≠y)]} A
1 (2) 日本a→∃y[東京y&首都ya&~∃z(首都za&z≠y)] 1UE
1 (3) 日本a A
13 (4) ∃y[東京y&首都ya&~∃z(首都za&z≠y)] 23MPP
5 (5) 東京b&首都ba&~∃z(首都za&z≠b) A
5 (6) 東京b&首都ba 5&E
5 (7) ~∃z(首都za&z≠b) 5&E
5 (8) ∀z~(首都za&z≠b) 7量化子の関係
5 (9) ~(首都ca&c≠b) 8UE
5 (ア) ~首都ca∨c=b 9ド・モルガンの法則
5 (イ) 首都ca→c=b ア含意の定義
ウ (ウ) ∃z(大阪z&~東京z) A
エ (エ) 大阪c&~東京c A
エ (オ) 大阪c エ&E
エ (カ) ~東京c エ&E
キ(キ) b=c A
エキ(ク) ~東京b カキ=E
5 (ケ) 東京b 6&E
5 エキ(コ) ~東京b&東京b クケ&I
5 エ (サ) b≠c キコRAA
5 エ (シ) ~首都ca イサMTT
5 エ (ス) 大阪c&~首都ca オシ&I
5 エ (セ) ∃z(大阪z&~首都za) スEI
5ウ (ソ) ∃z(大阪z&~首都za) ウエセEE
13 ウ (タ) ∃z(大阪z&~首都za) 45ソEE
1 ウ (チ) 日本a→∃z(大阪z&~首都za) 3タCP
1 ウ (ツ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)} チUI
従って、
(11)により、
(12)
(ⅰ)∀x{日本x→∃y[東京y&首都yx&~∃z(首都zx&z≠y)]}。然るに、
(ⅱ)∃z(大阪z&~東京z)。従って、
(ⅲ)∀x{日本x→∃z(大阪z&~首都zx)}。
といふ「推論」、すなはち、
(ⅰ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるyは[東京であって、xの首都であって、(xの首都であって、yでない)といふ、そのやうなzは存在しない]}。然るに、
(ⅱ)あるzは(大阪であって、zは東京ではない)。従って、
(ⅲ)すべてのxについて{xが日本であるならば、あるzは(大阪であって、zはxの首都ではない)}。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(12)により、
(13)
(ⅰ)日本は、東京は、首都であって、東京以外に首都は存在しない。然るに、
(ⅱ)大阪は、東京ではない。従って、
(ⅲ)日本は、大阪は首都ではない。
といふ「推論」は、「妥当」である。
従って、
(10)~(13)により、
(14)
① 東京が日本の首都である。⇔
① 日本は、東京が首都である。⇔
① 日本は、東京は首都であり、東京以外は、首都ではない。⇔
① ∀x{日本x→∃y[東京y&首都yx&~∃z(首都zx&z≠y)]}⇔
① すべてのxについて{xが日本であるならば、あるyは[東京であって、xの首都であって、(xの首都であって、yでない)といふ、そのやうなzは存在しない]}。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(05)により、
(15)
① 札幌は日本の都市である=札幌は日本の都市である。
② 東京が日本の首都である=東京は日本の首都であり、日本の首都は東京である。
であるものの、その一方で、
① 札幌は日本の都市である=札幌は日本の都市である。
② 東京は日本の首都である=東京は日本の首都である。
といふ「言ひ方」も、「日本語」としては、「普通」である。
従って、
(15)により、
(16)
② 東京=日本の首都
② 日本の首都=東京
といふこと、すなはち、
② 東京は日本の首都であり、
② 日本の首都は東京である。
といふ「事実」が有ることが、「必要条件」であって、
その上で、
(17)
② 東京=日本の首都
② 日本の首都=東京
といふことを、「確認(強調)」したい場合には、
① 東京は日本の首都である。
とは、言はずに、
② 東京が日本の首都である。
といふ風に、言ふことになる。
従って、
(16)(17)により、
(18)
Q:日本の首都は何処ですか。
A:東京が日本の首都です。
といふことになり、
α:日本の首都は、大阪である。
β:No.東京が日本の首都である。
といふ、ことになる。
然るに、
(19)
① Tokyo is a Japanese city.
② Tokyo is the capital of Japan.
といふ「英語」は、
① Tokyo is one of the cities in Japan.
② Tokyo is the only capital of Japan.
といふ「意味」である。
従って、
(15)~(19)により、
(20)
① 東京は日本の首都である。
② 東京が日本の首都である。
といふ「日本語」を、
① Tokyo is one of the cities in Japan.
② Tokyo is the only capital of Japan.
といふ「意味」であるとして、「日本語・英語」であれば、
① 東京 is a 日本の首都.
② 東京 is the 日本の首都.
といふ、ことになる。
然るに、
(21)
もちろん、
② Tokyo is the capital of Japan.
といふ「英語」は、有っても、
① Tokyo is a capital of Japan.
といふ「英語」は、無い。
然るに、
(22)
① Tokyo is a capital of Japan.
といふ「英語」は、無いにしても、
① 東京は日本の首都である。
② 東京が日本の首都である。
といふ「日本語」の場合には、
① 東京 is a 日本の首都.
② 東京 is the 日本の首都.
といふ「言ひ方」をする。
といふ「説明」は、「日本語を、学ぶ外国人」に対しては、「有効」であるに、違ひない。
令和03年05月21日、毛利太。
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