(01)
―「昨日(2020年2月25日)」は、「半分」しか「計算」しなかったものの、「今回」は、「もう半分を、計算」する。―
―「昨日の計算」は、次の通りである。―
(ⅰ)
1 (1) ~{ P&( Q∨ R)} A
2 (2) ~(~P∨(~Q&~R)} A
3 (3) ~P A
23 (4) ~P∨(~Q&~R) 3∨I
23 (5) ~(~P∨(~Q&~R)}&
(~P∨(~Q&~R)} 24&I
2 (6) ~~P 3RAA
2 (7) P 6DN(半分ゲット)
8 (8) (~Q&~R) A
8 (9) ~P∨(~Q&~R) 8∨I
2 8 (ア) ~(~P∨(~Q&~R)}&
(~P∨(~Q&~R)} 29&I
2 (イ) ~(~Q&~R) 8RAA
ウ (ウ) ~( Q∨ R) A(RAAを目指す)
エ (エ) Q A
エ (オ) Q∨ R エ∨I
ウエ (カ) ~( Q∨ R)&
( Q∨ R) イオ&I
ウ (キ) ~Q エカRAA
ク(ク) R A
ク(ケ) Q∨ R ク∨I
ウ ク(コ) ~( Q∨ R)&
( Q∨ R) ウケ&
ウ (サ) ~R クコRAA
ウ (シ) ~Q&~R キサ&I
2 ウ (ス) ~(~Q&~R)&
(~Q&~R) イシ&I
2 (セ) ~~( Q∨ R) ウスRAA
2 (ソ) ( Q∨ R) セDN(残りもゲット)
2 (タ) P&( Q∨ R) 7ソ&I
12 (チ) ~{P&( Q∨ R)}&
{P&( Q∨ R)} 1タ&I
1 (ツ)~~(~P∨(~Q&~R)} 2チRAA
1 (テ) ~P∨(~Q&~R) ツDN
(ⅱ)
1 (1) ~P∨(~Q&~R) A
2 (2) P&( Q∨ R) A
3 (3) ~P A(1選言項L)
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6) ~{P&( Q∨ R)} 25RAA
2 (7) Q∨ R 2&E
8 (8) ~Q&~R A(1選言項R)
9 (9) Q A
8 (ア) ~Q 8&E
89 (イ) Q&~Q 9ア&I
9 (ウ) ~(~Q&~R) 8イRAA
エ (エ) R A
8 (オ) ~R 8&E
8 エ (カ) R&~R エオ&I
エ (キ) ~(~Q&~R) 8カRAA
2 (ク) ~(~Q&~R) 79ウエキ∨E
2 8 (ケ) (~Q&~R)&
~(~Q&~R) 8ク&I
8 (コ) ~{P&( Q∨ R)} 2ケRAA
1 (サ) ~{P&( Q∨ R)} 1368コ∨E
従って、
(01)により、
(02)
① ~{ P&( Q∨ R)}
② ~P∨(~Q&~R)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
(ⅲ)
1 (1) ( P& Q)∨ R A
2 (2) (~P∨~Q)&~R A
3 (3) ( P& Q) A(1選言項L)
2 (4) (~P∨~Q) 2&E
5 (5) ~P A(4選言項L)
3 (6) P 3&E
35 (7) ~P&P 56&I
5 (8) ~( P& Q) 37RAA
9 (9) ~Q A(4選言項R)
3 (ア) Q 3&E
3 9 (イ) ~Q&Q 9ア&I
9 (ウ) ~( P& Q) 3イRAA
2 (エ) ~( P& Q) 4589ウ∨E
23 (オ) ~(P&Q)&(P&Q) 3エ&I
3 (カ)~{(~P∨~Q)&~R} 2オRAA
キ(キ) R A(1選言項R)
2 (ク) ~R 2&E
2 キ(ケ) R&~R キク&I
キ(コ)~{(~P∨~Q)&~R} 2ケRAA
1 (サ)~{(~P∨~Q)&~R} 13カキコ∨E
(ⅳ)
1 (1) ~{(~P∨~Q)&~R} A
2 (2) ~{( P& Q)∨ R} A
3 (3) ( P& Q) A
3 (4) ( P& Q)∨ R 3∨I
23 (5) ~{( P& Q)∨ R}&
2 (6) ~( P& Q) 35RAA
7 (7) ~(~P∨~Q) A
8 (8) ~P A
8 (9) ~P∨~Q 8∨I
78 (ア) ~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 79&I
7 (イ) ~~P 8アRAA
7 (ウ) P イDN
エ (エ) ~Q A
エ (オ) ~P∨~Q エ∨I
7 エ (カ) ~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 7オ&I
7 (キ) ~~Q エカRAA
7 (ク) Q キDN
7 (ケ) P& Q ウク&I
2 7 (コ) ~( P& Q)&
( P& Q) 6ケ&I
2 (サ) ~~(~P∨~Q) 7コRAA
2 (シ) (~P∨~Q) サDN(半分ゲット)
ス(ス) R A
ス(セ) ( P& Q)∨ R ス∨I
2 ス(ソ) ~{( P& Q)∨ R}&
{( P& Q)∨ R} 2セ&I
2 (タ) ~R スソRAA(残りもゲット)
2 (チ) (~P∨~Q)&~R シタ&I
12 (ツ) ~{(~P∨~Q)&~R}&
{(~P∨~Q)&~R} 1チ&I
1 (テ)~~{( P& Q)∨ R} 2ツRAA
1 (ト) ( P& Q)∨ R テDN
従って、
(03)により、
(04)
③ {( P& Q)∨ R}
④ ~{(~P∨~Q)&~R}
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)により、
(05)
(2+2)= (2×2)= 4
ならば、
-(2+2)=-(2×2)=-4
であることと、「同じやうな理屈」で、
③ ~{( P& Q)∨ R}
④ (~P∨~Q)&~R
に於いて、
③=④ である。
従って、
(02)(05)により、
(06)
① ~{ P&( Q∨ R)}
② ~P∨(~Q&~R)
③ ~{( P& Q)∨ R}
④ (~P∨~Q)&~R
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(06)により、
(07)
いづれにせよ、
① ~{ P& Q∨ R}
② ~P∨~Q&~R
③ ~{ P& Q∨ R}
④ ~P∨~Q&~R
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
然るに、
(08)
① ~{P&(Q∨R)}≡~{(P&Q)∨(P∨R)}
③ ~{(P&Q)∨R}≡~{(P∨R)&(Q∨R)}
cf.
分配法則(Distributive property)。
従って、
(07)(08)により、
(09)
① ~{ P&( Q∨ R)}
② ~P∨(~Q&~R)
③ ~{( P& Q)∨ R}
④ (~P∨~Q)&~R
に於いて、
①=②=③=④ ではない。
然るに、
(10)
(a)
1 (1) ~( P& Q) A
2 (2) ~(~P∨~Q) A
3 (3) ~P A
3 (4) ~P∨~Q 3∨I
23 (5) ~(~P∨~Q)&
23 (6) (~P∨~Q) 24&I
2 (7) ~~P 3RAA
2 (8) P 7DN
9(9) ~Q A
9(ア) ~P∨~Q 9∨I
2 9(イ) ~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 2ア&I
2 (ウ) ~~Q 9イRAA
2 (エ) Q ウDN
2 (オ) P& Q 8エ&I
12 (カ) ~( P& Q)&
( P& Q)
1 (キ)~~(~P∨~Q) 2カRAA
1 (ク) ~P∨~Q キDN
(b)
1 (1) ~P∨~Q A
2 (2) P& Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P& Q) 25RAA
7(7) ~Q A
2 (8) Q 2&E
2 7(9) ~Q&Q 78&I
7(ア)~(P& Q) 29RAA
1 (イ)~(P& Q) 1367ア∨E
(c)
1 (1)~(P∨Q) A
2 (2) P A
2 (3) P∨Q 2∨I
12 (4)~(P∨Q)&
(P∨Q) 13&I
1 (5) ~P 24RAA
6(6) Q A
6(7) P∨Q 6∨I
1 6(8)~(P∨Q)&
(P∨Q) 16&I
1 (9) ~Q 68RAA
1 (ア)~P&~Q 59&I
(d)
1 (1) ~P&~Q A
2 (2) P∨ Q A
1 (3) ~P 1&E
4 (4) P A
1 4 (5) ~P& P 34&I
4 (6)~(~P&~Q) 15RAA
1 (7) ~Q 1&E
8(8) Q A
1 8(9) Q&~Q 78&I
8(ア)~(~P&~Q) 19RAA
2 (イ)~(~P&~Q) 2468ア∨E
12 (ウ) (~P&~Q)&
~(~P&~Q) 1イ&I
1 (エ) ~(P∨ Q) 2ウRAA
従って、
(10)により、
(11)
(ⅰ)~(P&Q)⇔ ~P∨~Q
(ⅱ)~(P∨Q)⇔ ~P&~Q
といふ「等式(ド・モルガンの法則)」が、成立する。
然るに、
(12)
(ⅰ)
1 (1)~{P&(Q∨ R)} A
1 (2)~P∨~(Q∨ R) 1ド・モルガンの法則
3 (3)~P A
3 (4)~P∨(~Q&~R) 3∨I
5(5) ~(Q∨ R) A
5(6) ~Q&~R 5ド・モルガンの法則
5(7)~P∨(~Q&~R) 6∨I
1 (8)~P∨(~Q&~R) 23467∨E
(ⅱ)
1 (1)~P∨(~Q&~R) 1
2 (2)~P A
2 (3)~P∨~(Q∨ R) 2∨I
4(4) (~Q&~R) A
4(5) ~(Q∨ R) 4ド・モルガンの法則
4(6)~P∨~(Q∨ R) 5∨I
1 (7)~P∨~(Q∨ R) 12346∨E
1 (8)~{P&(Q∨ R)} 7ド・モルガンの法則
(ⅲ)
1(1)~{(P& Q)∨ R} A
1(2) ~(P& Q)&~R 1ド・モルガンの法則
1(3) ~(P& Q) 2&E
1(4) ~P∨~Q 3ド・モルガンの法則
1(5) ~R 2&E
1(6) (~P∨~Q)&~R 45&I
(ⅳ)
1(1) (~P∨~Q)&~R 45&I
1(2) (~P∨~Q) 1&E
1(3) ~(P& Q) 2ド・モルガンの法則
1(4) ~R 1&E
1(5) ~(P& Q)&~R 34&I
1(6)~{(P& Q)∨ R} 5ド・モルガンの法則
従って、
(12)により、
(13)
① ~{ P&( Q∨ R)}
② ~P∨(~Q&~R)
③ ~{( P& Q)∨ R}
④ (~P∨~Q)&~R
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(01)(13)により、
(14)
例へば、
(ⅰ)
1 (1) ~{ P&( Q∨ R)} A
2 (2) ~(~P∨(~Q&~R)} A
3 (3) ~P A
23 (4) ~P∨(~Q&~R) 3∨I
23 (5) ~(~P∨(~Q&~R)}&
(~P∨(~Q&~R)} 24&I
2 (6) ~~P 3RAA
2 (7) P 6DN
8 (8) (~Q&~R) A
8 (9) ~P∨(~Q&~R) 8∨I
2 8 (ア) ~(~P∨(~Q&~R)}&
(~P∨(~Q&~R)} 29&I
2 (イ) ~(~Q&~R) 8RAA
ウ (ウ) ~( Q∨ R) A
エ (エ) Q A
エ (オ) Q∨ R エ∨I
ウエ (カ) ~( Q∨ R)&
( Q∨ R) イオ&I
ウ (キ) ~Q エカRAA
ク(ク) R A
ク(ケ) Q∨ R ク∨I
ウ ク(コ) ~( Q∨ R)&
( Q∨ R) ウケ&
ウ (サ) ~R クコRAA
ウ (シ) ~Q&~R キサ&I
2 ウ (ス) ~(~Q&~R)&
(~Q&~R) イシ&I
2 (セ) ~~( Q∨ R) ウス
2 (ソ) ( Q∨ R) セDN
2 (タ) P&( Q∨ R) 7ソ&I
12 (チ) ~{P&( Q∨ R)}&
{P&( Q∨ R)} 1タ&I
1 (ツ)~~(~P∨(~Q&~R)} 2チRAA
1 (テ) ~P∨(~Q&~R) ツDN
といふ「29行の計算」は、
(ⅰ)
1 (1)~{P&(Q∨ R)} A
1 (2)~P∨~(Q∨ R) 1ド・モルガンの法則
3 (3)~P A
3 (4)~P∨(~Q&~R) 3∨I
5(5) ~(Q∨ R) A
5(6) ~Q&~R 5ド・モルガンの法則
5(7)~P∨(~Q&~R) 6∨I
1 (8)~P∨(~Q&~R) 23467∨E
といふ「8行の計算」に、「置き換へ」ることが、出来る。
従って、
(15)
「29行の計算」は、「無駄」であると言へば、「無駄」であるが、
① ~(P&Q)
といふ「式」に於いて、
Q=(Q∨R)
といふ「代入(Substitution)」を行った「式」が、
① ~{P&(Q∨R)}
といふ「式」である。
従って、
(14)(15)により、
(16)
(ⅰ)
1 (1) ~{ P&( Q∨ R)} A
2 (2) ~(~P∨(~Q&~R)} A
3 (3) ~P A
23 (4) ~P∨(~Q&~R) 3∨I
23 (5) ~(~P∨(~Q&~R)}&
(~P∨(~Q&~R)} 24&I
2 (6) ~~P 3RAA
2 (7) P 6DN
8 (8) (~Q&~R) A
8 (9) ~P∨(~Q&~R) 8∨I
2 8 (ア) ~(~P∨(~Q&~R)}&
(~P∨(~Q&~R)} 29&I
2 (イ) ~(~Q&~R) 8RAA
ウ (ウ) ~( Q∨ R) A
エ (エ) Q A
エ (オ) Q∨ R エ∨I
ウエ (カ) ~( Q∨ R)&
( Q∨ R) イオ&I
ウ (キ) ~Q エカRAA
ク(ク) R A
ク(ケ) Q∨ R ク∨I
ウ ク(コ) ~( Q∨ R)&
( Q∨ R) ウケ&
ウ (サ) ~R クコRAA
ウ (シ) ~Q&~R キサ&I
2 ウ (ス) ~(~Q&~R)&
(~Q&~R) イシ&I
2 (セ) ~~( Q∨ R) ウス
2 (ソ) ( Q∨ R) セDN
2 (タ) P&( Q∨ R) 7ソ&I
12 (チ) ~{P&( Q∨ R)}&
{P&( Q∨ R)} 1タ&I
1 (ツ)~~(~P∨(~Q&~R)} 2チRAA
1 (テ) ~P∨(~Q&~R) ツDN
といふ「計算」は、
① ~(P&Q)
といふ「式」に於いて、
Q=(Q∨R)
といふ「代入(Substitution)」を行っても、「ド・モルガンの法則」は「有効である」。といふことに対する、「証明(証拠)」になってゐる。
令和02年02月26日、毛利太。
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