2019年5月26日日曜日

二項述語における量記号の変換の規則。

―「返り点と括弧」に関しては、
(α)「返り点」と「括弧」に付いて。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_11.html
(β)「返り点」と「括弧」の条件。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_15.html
(γ)「返り点」と「括弧」の条件(Ⅱ):(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
(δ)「返り点」は、下には戻らない。 :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_20.html
(ε)「下中上点」等が必要な「理由」。:(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
(ζ)「返り点・モドキ」について。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_24.html)⇒
 Web上には存在しますが、何故か、アクセス出来ません。
(η)「一二点・上下点」に付いて。  :(https://kannbunn.blogspot.com/2017/12/blog-post_26.html
(θ)「括弧」の「順番」。      :(https://kannbunn.blogspot.com/2018/01/blog-post.html
(ι)「返り点」と「括弧」の関係   :(https://kannbunn.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html
等々、「その他、諸々」を、お読み下さい。―
(01)
① ∀y∀x(Fxy)=(Faa&Fba&Fca)&(Fbb&Fab&Fcb)&(Fcc&Fac&Fbc)

② ∃y∀x(Fxy)=(Faa&Fba&Fca)∨(Fbb&Fab&Fcb)∨(Fcc&Fac&Fbc)

③ ∀x∃y(Fxy)=(Faa∨Fab∨Fac)&(Fbb∨Fba∨Fbc)&(Fcc∨Fca∨Fcb)

④ ∃x∃y(Fxy)=(Faa∨Fab∨Fac)∨(Fbb∨Fba∨Fbc)∨(Fcc∨Fca∨Fcb)
といふ風に書いてみて、初めて、『第11図、二項述語における量記号の交換の規則(沢田允茂、現代論理学入門、1962年、146頁)』が「正しい」といふことを、「文字通り、完全に、理解出来ました」。
(02)
{xの変域が、三人の人}={a、b、c}
であるとして、
① ∀y∀x(愛xy)=すべての人は、(自分自身を含めて)すべての人を愛してゐる。

② ∃y∀x(愛xy)=ある人は、(自分自身を含めて)すべての人に愛されてゐる。

③ ∀x∃y(愛xy)=すべての人はある人を愛してゐる(が自分自身は愛してゐないかも知れない)。

④ ∃x∃y(愛xy)=ある人はある人を愛してゐる(が自分自身は愛してゐないかも知れない)。
といふ「順番」で、
① は、② を「含意」し、
② は、③ を「含意」し、
③ は、④ を「含意」する。
ただし、
(03)
「理由」に関しては、今回は、説明しません。「論理学の教科書」で、「&(and)」と「∨(or)」に関する「説明」をよく読めば、(01)を「理解」することは、「難しくはない」と、思はれます。
令和元年05月26日、毛利太。

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