―「昨日(令和02年05月24日)の記事」の「続き」を書きます。―
従って、
(01)(11)(12)により、
(13)
①{象}
②{象、机、本}
③{象、兎、本}
であるならば、
① 象は動物である。
② 象が動物である。
③ 象も動物である。
ものの、「これらの日本語」は、
① ∀x (象x→動物x)
② ∀x{(象x→動物x)& (~象x→~動物x)}
③ ∀x{(象x→動物x)&~(~象x→~動物x)}
といふ「述語論理」に相当し、「これらの述語論理」は、
① すべてのxについて (xが象であるならば、xは動物である)。
② すべてのxについて{(xが象であるならば、xは動物であり)、(xが象でないならば、xは動物ではない)}。
③ すべてのxについて{(xが象であるならば、xは動物であり)、(xが象でないならば、xは動物ではない)といふわけではない}。
といふ、「意味」である。
従って、
(13)により、
(14)
① 象は動物である。
といふ風に、言ふ場合、「我々の意識(念頭)」には、
①{象}だけしか無いものの、
② 象が動物である。
③ 象も動物である。
といふ風に、言ふ場合、「我々の意識(念頭)」には、
①{象}と、
②{象}以外(机)が、有って、
③{象}以外(兎)が、有ることなる。
令和02年05月24日、毛利太。
―「以下」が「続き」です。―
従って、
(13)により、
(15)
① 象は動物である。といふわけではない。
② 象が動物である。といふわけではない。
③ 象も動物である。といふわけではない。
といふ「日本語」は、
① ~∀x (象x→動物x)
② ~∀x{(象x→動物x)& (~象x→~動物x)}
③ ~∀x{(象x→動物x)&~(~象x→~動物x)}
といふ「述語論理式」に相当する。
然るに、
(16)
(a)
1 (1)~∀x(象x→ 動物x) A
1 (2)∃x~(象x→ 動物x) 1量化子の関係
3 (3) ~(象a→ 動物a) A
4 (4) ~(象a&~動物a) A
5 (5) 象a A
6(6) ~動物a A
56(7) 象a&~動物a 56&I
456(8) ~(象a&~動物a)&
(象a&~動物a) 47&I
45 (9) ~~動物a 68RAA
45 (ア) 動物a 9DN
4 (イ) 象a→ 動物a 5ア
34 (ウ) ~(象a→ 動物a)&
(象a→ 動物a) 3イ&I
3 (エ) ~~(象a&~動物a) 4ウRAA
3 (オ) (象a&~動物a) エDN
3 (カ) ∃x(象x&~動物x) オEI
1 (キ) ∃x(象x&~動物x) 23カEE
(b)
1 (1) ∃x(象x&~動物x) A
2 (2) 象a&~動物a A
3 (3) 象a→ 動物a A
2 (4) 象a 2&E
23 (5) 動物a 34MPP
2 (6) ~動物a 2&E
23 (7) 動物a&~動物a 56&I
2 (8) ~(象a→ 動物a) 37RAA
2 (9)∃x~(象x→ 動物x) 2EI
1 (ア)∃x~(象x→ 動物x) 129EE
1 (イ)~∀x(象x→ 動物x) ア量化子の関係
従って、
(15)(16)により、
(17)
(a)~∀x(象x→ 動物x)≡象は動物である。といふわけではない。
(b) ∃x(象x&~動物x)≡あるxは、象であるが、動物ではない。
に於いて、
(a)=(b)である。
従って、
(17)により、
(18)
(c)~~∀x(象x→ 動物x)≡象は動物である。といふわけではない。といふわけではない。
(d) ~∃x(象x&~動物x)≡ある象が、動物ではない。といふことはない。
に於いて、
(c)=(d)である。
従って、
(18)により、
(19)
「二重否定律(DN)により、
(e) ∀x(象x→ 動物x)≡象は動物である。
(f)~∃x(象x&~動物x)≡ある象が、動物ではない。といふことはない。
に於いて、
(e)=(f)である。
従って、
(17)(18)(19)により、
(20)
(e) ∀x(象x→ 動物x)≡象は動物である。
(f)~∃x(象x&~動物x)≡ある象が、動物ではない。といふことはない。
の「否定」は、
(a)~∀x(象x→ 動物x)≡象は動物である。といふわけではない。
(b) ∃x(象x&~動物x)≡ある象は、動物ではない。
である。
然るに、
(21)
(g)
1 (1)~∀x{(象x→ 動物x)& (~象x→~動物x)} A
1 (2)∃x~{(象x→ 動物x)& (~象x→~動物x)} 1量化子の関係
3 (3) ~{(象a→ 動物a)& (~象a→~動物a)} A
3 (4) ~(象a→ 動物a)∨~(~象a→~動物a) 3ド・モルガンの法則
5 (5) ~(象a→ 動物a) A
6 (6) ~(象a&~動物a) A
7 (7) 象a A
8 (8) ~動物a A
78 (9) 象a&~動物a 78&I
678 (ア) ~(象a&~動物a)&(象a&動物a) 69&I
67 (イ) ~~動物a 8アRAA
67 (ウ) 動物a イDN
6 (エ) 象a→ 動物a 7ウCP
56 (カ) ~(象a→ 動物a)&(象a→ 動物a) 5エ&I
5 (キ) ~~(象a&~動物a) 6カRAA
5 (ク) (象a&~動物a) キDN
5 (ケ) (象a&~動物a)∨ (~象a& 動物a) ク∨I
コ (コ) ~(~象a→~動物a) A
サ (サ) ~(~象a& 動物a) A
シ (シ) ~象a A
ス(ス) 動物a A
シス(セ) ~象a& 動物a シス&I
サシス(ソ) ~(~象a& 動物a)&(~象a& 動物a) サセ&I
サシ (タ) ~動物a スRAA
サ (チ) ~象a→~動物a シタCP
コサ (ツ) ~(~象a→~動物a)&(~象a→~動物a) コチ&I
コ (テ) ~~(~象a& 動物a) サツRAA
コ (ト) (~象a& 動物a) テDN
コ (ナ) (象a&~動物a)∨ (~象a& 動物a) ト∨I
3 (ニ) (象a&~動物a)∨ (~象a& 動物a) 3ゴケコト∨E
3 (ヌ) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x& 動物x) ニEI
1 (ネ) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x& 動物x)} 13ヌEE
(h)
1 (1) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x& 動物x)} A
2 (2) (象a&~動物a)∨ (~象a& 動物a) A
3 (3) 象a&~動物a A
4 (4) 象a→ 動物a A
3 (5) 象a 3&E
34 (6) 動物a 45MPP
3 (7) ~動物a 3&E
34 (8) 動物a&~動物a 67&I
3 (9) ~(象a→ 動物a) 4RAA
3 (ア) ~(象a→ 動物a)∨~(~象a→~動物a) 9∨I
イ (イ) ~象a& 動物a A
ウ (ウ) ~象a→~動物a A
イ (エ) ~象a イ&E
イウ (オ) ~動物a ウエMPP
イ (カ) 動物a イ&E
イウ (キ) ~動物a&動物a オカ&I
イ (ク) ~(~象a→~動物a) ウキRAA
イ (ケ) ~(象a→ 動物a)∨~(~象a→~動物a) ク∨I
2 (コ) ~(象a→ 動物a)∨~(~象a→~動物a) 23アイケ∨E
2 (サ) ~{(象a→ 動物a)& (~象a→~動物a)} コ、ド・モルガンの法則
2 (シ)∃x~{(象x→ 動物x)& (~象x→~動物x)} 2EI
1 (ス)∃x~{(象x→ 動物x)& (~象x→~動物x)} 12シ
1 (セ)~∀x{(象x→ 動物x)& (~象x→~動物x)} ス量化子の関係
従って、
(15)(21)により、
(22)
(g)~∀x{(象x→ 動物x)&(~象x→~動物x)}≡ 象が動物である。といふわけではない。
(h) ∃x{(象x&~動物x)∨(~象x& 動物x)}≡ あるxは、象であって、動物ではないか、または、象以外であって、動物である。
に於いて、
(g)=(h)である。
然るに、
(23)
(i)
1 (1)~∀x{(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)} A
1 (2)∃x~{(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)} 1量化子の関係
3 (3) ~{(象a→ 動物a)&~(~象a→~動物a)} A
3 (4) ~(象a→ 動物a)∨ (~象a→~動物a) 3ド・モルガンの法則
5 (5) ~(象a→ 動物a) A
6 (6) ~(象a&~動物a) A
7 (7) 象a A
8(8) ~動物a A
78(9) 象a&~動物a 78&I
678(ア) ~(象a&~動物a)&(象a&動物a) 69&I
67 (イ) ~~動物a 8アRAA
67 (ウ) 動物a イDN
6 (エ) 象a→ 動物a 7ウCP
56 (カ) ~(象a→ 動物a)&(象a→ 動物a) 5エ&I
5 (キ) ~~(象a&~動物a) 6カRAA
5 (ク) (象a&~動物a) キDN
5 (ケ) (象a&~動物a)∨ ~象a→~動物a ク∨I
コ(コ) ~象a→~動物a A
コ(サ) (象a&~動物a)∨ (~象a→~動物a) コ∨I
3 (シ) (象a&~動物a)∨ (~象a→~動物a) 35ケコサ∨I
3 (ス) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x→~動物x)} シEI
1 (セ) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x→~動物x)} 13スEE
(j)
1 (1) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x→~動物x)} A
2 (2) (象a&~動物a)∨ (~象a→~動物a) A
3 (3) 象a&~動物a A
4 (4) 象a→ 動物a A
3 (5) 象a 3&E
34 (6) 動物a 45MPP
3 (7) ~動物a 3&E
34 (8) 動物a&~動物a 67&I
3 (9) ~(象a→ 動物a) 48RAA
3 (ア) ~(象a→ 動物a)∨ (~象a→~動物a) 9∨I
イ (イ) (~象a→~動物a) A
イ (ウ) ~(象a→ 動物a)∨ (~象a→~動物a) イ∨I
2 (エ) ~(象a→ 動物a)∨ (~象a→~動物a) 23アイウ∨I
2 (オ) ~{(象a→ 動物a)&~(~象a→~動物a)} エ、ド・モルガンの法則
2 (カ)∃x~{(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)} オEI
1 (キ)∃x~{(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)} 12カEE
1 (ク)~∀x{(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)} キ量化子の関係
従って、
(15)(23)により、
(24)
(i)~∀x{(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)}≡ 象も動物である。といふわけではない。
(j) ∃x{(象x&~動物x)∨ (~象x→~動物x)}≡ あるxは、象であって、動物ではないか、または、象以外であるならば、動物ではない。
に於いて、
(i)=(j)である。
従って、
(15)~(24)により、
(25)
① 象は動物である。といふわけではない。
② 象が動物である。といふわけではない。
③ 象も動物である。といふわけではない。
といふ「日本語」は、
① あるxは、象であるが、動物ではない。
② あるxは、象であって、動物ではないか、または、象以外であって、 動物である。
③ あるxは、象であって、動物ではないか、または、象以外であるならば、動物ではない。
といふ「意味」である所の、
① ∃x(象x&~動物x)
② ∃x{(象x&~動物x)∨(~象x& 動物x)}
③ ∃x{(象x&~動物x)∨(~象x→~動物x)}
といふ「述語論理式」に、相当する。
令和02年05月25日、毛利太。
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