(01)
1 (1) P A
2(2) ~P A
12(3) P&~P 12&I
1 (4) ~~P 23RAA
(5)P→~~P 14CP
従って、
(01)により、
(02)
P→~~P≡Pならば、Pでない、ではない。
は、「定理(Theorem)」である。
(03)
1 (1) ~(P∨~P) A
2(2) P A
2(3) P∨~P 2∨I
12(4) ~(P∨~P)&
(P∨~P) 13&I
1 (5) ~P 24RAA
1 (6) P∨~P 5∨I
1 (7) ~(P∨~P)&
(P∨~P) 61&I
(8)~~(P∨~P) 17RAA
(9) P∨~P 8DN
従って、
(03)により、
(04)
P∨~P≡Pであるか、Pでない。
すなはち、「排中律」は、「定理(Theorem)」である。
然るに、
(05)
(1) P→~~P TI(定理導入の規則)
(2)~P∨~~P 1含意の定義
3 (3)~P A
3 (4)~~P∨~P 3∨I
5(5) ~~P A
5(6)~~P∨~P 5∨I
(7)~~P∨~P 23456EE
(8) P∨~P TI(定理導入の規則)
然るに、
(06)
P∨~P≡Pであるか、Pでない。
が「排中律」であるならば、
~P∨P≡Pであるか、Pでない。
も「排中律」であるに、違ひない。
然るに、
(07)
~P∨P≡Pであるか、Pでない。
に於いて、
P=~P
といふ「代入(Substitutione)」を行ふと、
~~P∨~P
である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
⑦ ~~P∨~P
⑧ P∨~P
に於いて、
⑦ は「排中律」であるし、
⑧ も「排中律」であるに、違ひない。
従って、
(08)により、
(09)
「排中律」が、「一つしか無い」とするならば、
⑦ ~~P∨~P
⑧ P∨~P
に於いて、
⑦=⑧ である。
然るに、
(10)
「全体が等しければ、部分も等しい。」
従って、
(09)(10)により、
(11)
⑦ ~~P∨~P
⑧ P∨~P
に於いて、
⑦=⑧ であるが故に、
⑦ ~~P
⑧ P
に於いても、
⑦=⑧ である。
然るに、
(03)により、
(12)
(8)~~(P∨~P) 17RAA
(9) P∨~P 8DN
に於いて、「DN(二重否定律)」が使はれてゐる。
然るに、
(13)
P→~~P≡Pならば、Pでない、ではない。
といふ「定理(Theorem)」に続いて、私が、「証明」したかったのは、その「逆」である、
~~P→P≡Pでない、ではない。ならば、Pである。
が「定理(Theorem)」である。といふことである。
従って、
(12)(13)により、
(14)
「証明」したいことがらを「証明」する過程で、
「証明」したいことがらを「使ってゐる」ので、「反則」である。
加へて、
(15)
「全体が等しければ、部分も等しい。」
といふのは、多分、「本当」であるが、「自然演繹(Natural deduction)」の本に、「そのやうなこと」は書かれてゐない。
従って、
(01)~(15)により、
(16)
私には、
P→~~P≡Pならば、Pでない、ではない。
といふ「定理(Theorem)」は「証明」出来ても、
~~P→P≡Pでない、ではない。ならば、Pである。
が「定理(Theorem)」であることを、「証明」出来ない。
然るに、
(17)
自然演繹論理のあるバージョンには、公理が存在しない。ジョン・レモンが開発した体系 L は、証明の構文規則に関する次のような10個の基本的規則だけを持つ。
3.二重否定の規則 "The Rule of Double Negation"(DN)
(ウィキペディア改)
然るに、
(18)
「P→~~P&~~P→P」と書けば、
3.二重否定の規則 "The Rule of Double Negation"(DN)
は、「論理式」である。
従って、
(17)(18)により、
(19)
自然演繹論理のあるバージョンには、「公理」が存在しない。
とは言ふものの、
「P→~~P&~~P→P(二重否定の規則)」といふ「規則(Rule)」 は、ほとんど、
「P→~~P&~~P→P(二重否定の公理)」といふ「公理(Axiom)」と、変はらない。
令和02年01月16日、毛利太。
0 件のコメント:
コメントを投稿